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KAKEXUNプロジェクト賛同者からの熱いエール

伊藤 穰一

MIT(マサチューセッツ工科大学)メディアラボ所長

飯野賢治さんは、日本のクリエーターの一人であり、私に多くのことを気づかせてくれた最も親愛なる友人でした。飯野さんの死は世界にとって大きな損失でしたが、生前、飯野さんに当Media Lab に来てもらうことができたこと、そして飯野さんの熱き思いとクリエイティビティを分かち合えたことが私にとってせめてもの慰めとなっています。

飯野さんは米国滞在中にKAKEXUNについてのアイデアを熱く語ってくれました。子供達に学ぼうとする意欲を育ませ、学ぶことを楽しめること、そして、ヒットするゲームを制作することについてのビジョンが、既に飯野さんの中にありました。飯野さんと私は、飯野さんのプランについて夜を徹して議論をしました。私たちは、どのような楽しさを生むことができるのか、どのくらいのインパクトをもたらすことができるかを語り合いました。

飯野さんが亡くなった後もfytoがこのプロジェクトを継続し、この度KAKEXUN(カケズン)をゲームとして実現する決定を行ったことは、私にとっても大きな喜びです。私は、このプロジェクトに胸躍らせており、何かお役に立ちたいと思っております。KAKEXUN(カケズン)は飯野さんの大いなる遺産となるに違いないでしょうし、私たちがこれをサポートすることによって、飯野さんの夢が私たちひとりひとりのインスピレーションになることと思います。



山田 秀人

株式会社 LiveALife代表取締役 クリエイティブ ディレクター  ㈱フロムイエロートゥオレンジに12年間勤務。飯野賢治とともに任天堂Wii ウェア「きみとぼくと立体。」 を制作

制限を遊びに変えるのが好きだった飯野さんが、最後に取りかかろうとしていたプロジェクト「KAKEXUN」(カケズン)。ライフワークでもあったコミュニケーション・デザインがユニークなカタチで加えられるはずだったに違いない。残された企画書を読み解いたメンバーの解釈が、飯田さんの生み出す世界でどんな遊びに変わるのか、個人的にも楽しみだし、何かが始まる予感がしています。



関 智

ILCA発起人 コンテンツプロデューサー 飯野賢治提唱のイルカの学校で、教頭として陣頭指揮を取る

飯野賢治とは、偶然にも同じ幼稚園に通う子供を持つ父親同士でもあった。父親参観の懇談会で同じグループになった時のこと。しつけ問題で意見が紛糾したとき、彼は言い放った。「叱っても殴っても、最後にギュッと抱きしめてあげればいいんです」。あまりの正論に一同静寂。さて、飯野賢治のラストゲーム「KAKEXUN」(カケズン)は、最後に、ぼくたちをギュッと抱きしめてくれるかな。



水口 哲也

クリエイター / ゲームデザイナー / プロデューサー、慶應義塾大学大学院(Keio Media Design)特任教授

42で急逝した飯野賢治が企画を遺したという。それは置き土産なのか、それとも誰かに問いてほしかった巨大なクイズなのか、はたまた、挑戦状なのか。そしてそれを正面から受けて立った一人のゲーム作家がいる。盟友、飯田和敏。この企画が彼の手によってどこに向かって行くかはわからないが、この先目が離せない。魂のリレーだ。がんばれ、飯田和敏!辛いときは、いつでも相談に乗るぜ。