KAKEXUN(カケズン)の世界観
プレイヤーは「チカラ」そして「存在」という主観となり、この物語を始めます。プレイヤーは創生の世界で「チカラ」(マグマ)となり、自問自答を始めます。「この世界はどこなのか」「自分は何なのか」。そして、プレイヤーの意識はこの世界の地表を感知し、そこはすべてがおぼろげな世界であり、ある概念=数字で成立し変化することを知ります。
創生の時代の「チカラ」を経て、プレイヤーは第1世界と呼ばれる世界に「存在」として立ちます。目前にそびえ立つ巨大な山脈 Lu-roi(ルロイ)は、創生で「チカラ」たちの作り上げた前人未到の大山脈。プレイヤーはその山脈の登頂を目指し登り始めます。なぜ登らなければならないのか、なんのために登るのか、その答えを自問しながら。
プレイヤーの現在位置は高度と緯度、経度を示す座標によって確認することができます。この第1世界は、変容を続ける抽象世界です、プレイヤーが視点をフォーカスするたびに、その世界のクリーチャーや対象物は変化し、実体化します。
プレイヤーははるか遠くから聞こえるうめき声、ささやき声や歌う声、を頼りに他のプレイヤーを探すことができることを知ります。登頂はクリーチャーからの妨害や天変地異により困難を極め、不条理な出来事が次から次へ襲いかかります。この世界で登頂を続ける喜びは、絶え間なく世界から投げかけられる数字を、四則演算の公式を使い、正しい解として答えを選択することのみに存在します。そのときに世界は歓喜し、喜びにあふれ変容していくのです。